鼻から・口からの胃カメラ、大腸カメラ、エコー検査(腹部・頸部)などの多彩な検査が受けられます。新潟では珍しい形成外科もあります。新潟市・藤田内科消化器科医院 国道8号線「中善久交差点」近く

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院長コラム

自分の体なのに・・・

2018/07/24

あなたは、自分の体を思い通りに動かせますか?

手足は普通に動かせますよね。目も、口も。

では、内臓は?胃や腸を自由に動かせますか?心臓(脈拍)を速くしたり遅くしたりできますか?

できませんよね。だから、苦労するのです。排便したくない時は腸の動きを止め、トイレに行った時に腸を動かす。胃の中を空っぽにしたい時には、胃を動かして食べ物を腸に送り出す。できたらいいですよね。でも、できません。

その代わり、命令しなくても、眠っている時でも、胃や腸は働いてくれます。ありがたいことです。勝手に心臓が止まったら困りますよね。うまくできていますね。

ちょっと違うのが、呼吸です。息を大きく吸ったり、回数を多くしたり、自由にできます。数十秒なら止めることだってできます。呼吸のための筋肉(横隔膜や肋間筋)が命令どおりに動いてくれるからです。一方で、眠っている時も、ちゃんと休まずに息をしてくれます。これは、「呼吸中枢」というものがあって、しっかりコントロールしているからです。

「生きる」ことを最優先にするので、意思の力で呼吸を止め続けることはできません。苦しくなると、息をしてしまいます。水中だと失神してしまうかもしれませんが、陸の上で、息を止めて自殺することはできないのです。映画やテレビで、スパイが下を噛み切って自殺するシーンは何度も出てきますが、息を止めて自殺する場面は見たことがありません。それができたら、大変なことになっていると思います。ちょっと辛くなったら、息を止める人が続出、なんてね。

人間の体は、簡単には死ねないように作られているのです。

どんなに辛い時でも、心臓は鼓動し、呼吸をします。食べれば、ちゃんと消化・吸収してくれます。ありがたいことです。

感謝をしながら、少しだけ“意思の力”でできること。それは、呼吸の仕方を変えることです。ヨーガや座禅は、「呼吸法」が重要です。達人になれば、呼吸を整える(調息)ことで、自由にならない筈の自律神経を調節し、胃や腸の働きをコントロールできるようです。

凡人の私でも、ゆっくり吸って、ゆっくり吐くことはできます。

これを繰り返すと、何かが変わるかも?
 

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